公開講座「形状記憶合金で遊ぼう」開催


 11月21日(土)、橋本市中央公民館同校(橋本市東家1丁目)に於いて、公開講座「形状記憶合金で遊ぼう」を開催した。
  この講座は、理工系教育推進のため、和歌山高専教務委員会が橋本市立中学校の中学生を対象に実施した。
 市内中学校からの参加者は3名であった。
 知能機械工学科の樫原恵蔵准教授が、テキストを使って形状記憶合金の形状記憶の原理を説明した後、参加者は実験に取り組んだ。
  まず、普通の金属と形状記憶合金のワイヤーを使って、形状記憶に関する特性の違いを体験してもらった。
 その後、コイル状の形状記憶合金を熱処理して作製した。
 参加者は初めての熱処理作業に戸惑いながらも、熱心に作業をしていた。
  作製したコイルを手に取って自由に曲げて変形させても、湯につけると、すばやく形状が元のコイル形状に戻る様子に目を見張り、興味深くその現象を観察していた。

 なお、この講座は、JST地域ネットワーク支援を受け開催された。

公開講座

「形状記憶合金で遊ぼう」
形状記憶合金の特性を確認
コイル状の形状記憶合金を作成 形状記憶合金を熱処理