出前授業 「形状記憶合金で遊ぼう」

(1)実施機関: みなべ町教育委員会
(2)日  時: 2010年5月15日(土) 10:00〜12:00
(3)参加者数: 24名
(4)活動概要:  小中学生対象の出前実験を実施した。
 準備物として形状記憶合金(Ti-Ni合金)およびステンレスワイヤー、電気炉、ペンチ、など。
 通常の針金と形状記憶合金ワイヤーを熱処理(加熱&冷却)して、形状記憶効果の発現を観察した。
 熱処理後の普通のワイヤーを変形させ、お湯につけても何ら変化しないのに対して、形状記憶合金ワイヤーを変形させた後、湯につけると元の形に戻ることを確認した。
(5)立会い者による所感: 樫原恵蔵(和歌山工業高等専門学校知能機械工学科・准教授):
 小学生にとっては高度な実験となったが、安全に最新の注意を払いながら、平易な説明を心がけ楽しく実験を進めることができた。
 参加者は熱処理を実際に体験し、熱さを感じながらも熱心に実験に参加した。
 変形させた形状記憶合金ワイヤーを湯につけると、元の形状に戻る様子を興味深く観察していた。
熱処理のため電気炉に形状記憶合金を入れる様子 形状記憶のための作業(その1)
形状記憶のための作業(その2) 講師の説明を聞いている様子