世界の化学・生物実験-DNA Profiling: DNAの鑑定-


(1) 実施機関: 和歌山工業高等専門学校 物質工学科
(2) 出席者: 野村 英作(和歌山工業高等専門学校物質工学科・教授) 
奥野 祥治(和歌山工業高等専門学校物質工学科・准教授)
楠部 真崇(和歌山工業高等専門学校物質工学科・准教授)
西本 真琴(和歌山工業高等専門学校物質工学科・助教)
(3) 日 時: 2011年7月31日(日) 10:00〜12:00
(4) 場 所: 県民交流プラザ和歌山ビッグ愛(和歌山県和歌山市)
(5) 参加者数: 26名
(6) 活動概要:  本公開講座ではDNA鑑定キットを用い、鑑識が行っているDNA鑑定のメカニズムを体験的に学習した。実験中、マイクロピペットや遠心分離器など専門実験で使用する実験器具を使用させ、大学や研究所等で使用する器具を身近に触れてもらった。実施において、遺伝子の構造や機能などの基本的な解説はもちろん、DNA鑑定のメカニズムについて紹介した。実験中の制限酵素処理中や電気泳動中の待ち時間に、H1N1(新型インフルエンザ)ウイルスの変異や遺伝子組み換え食品などタイムリーな話題などを紹介しながら公開講座を進めた。
(7) 立会い者による所感: 楠部 真崇(和歌山工業高等専門学校物質工学科・准教授)
 この会場では参加者が26名と集まりがよく、また当日の会場の雰囲気も明るく積極的なものであった。従って、非常にスムーズかつ楽しく実施することができた。細胞内小器官や元素記号などの質問に対しても、何らかの回答があり、特に難しい質問に対する回答には「おー」と歓声が上がった。実験結果もクリアに出て、この会場のアンケート結果からも有意義で科学に興味を持つきっかけになっていることがわかった。
実験内容について説明している様子 実験器具を実際に使用して、実験を行っている様子
参加者に実験の見本を見せるTA 実験結果