白浜商工祭でロボット教室


 4月14日(土)−15日(日)、和歌山県立情報交流センターBig-Uで白浜商工祭(同実行委員会主催)が開催された。同イベントは白浜町商工会加盟企業等の出展や親子体験コーナーなどがあり、今年で5回目となる。
 同加盟企業の株式会社エスアールアイがロボット教室を企画するに際し、高専ロボコンなどで活躍する和歌山高専(御坊市名田町野島77、堀江振一郎校長)に協力依頼があり、同高専が行っている出前授業として実現した。
 ロボット教室は2つのコーナーから成り、「ロボットを楽しもう」のコーナーでは、同高専ロボット教育センター長の山口利幸教授から、高専ロボコン大会の様子や和歌山高専チームが製作したロボットについて説明があり、その後、同高専ロボコンチームの学生による、高専ロボコン2010全国大会で準優勝したロボット「ウメンライダーW」の実演が行われた。さらに、イベント参加者が学生たちによる指導を受けて、ロボットの操縦体験にも挑戦した。ロボットがコントローラで素早く動く様子に、子ども達は興味津々の様子だった。
 もう一つの「ロボットを学ぶ」のコーナーでは、同高専電気情報工学科の森徹准教授からレゴロボットの解説の後、参加者がロボットを組み立て、黒いラインに沿って走行するためのプログラムを作成した。悪戦苦闘しながらも、ラインに沿って走行するロボットを全員完成させ、満足した様子であった。

ロボットの実演を見る参加者 ロボットを操縦体験する参加者
ロボットを調整する参加者 ロボットを試走させる参加者