指導者養成講座『名犬ロボットの製作』


 電気情報工学科実験室において理科教室や実験・工作教室等の指導者を養成するための講習会「指導者養成講座『名犬ロボットの製作』」が8月23日(木)に開催された。
 本講習会は、次世代を担う子供たちに科学・技術に対する興味を持ってもらうための理科教室や実験・工作教室を実施できる指導者を育成することを目的としており、JST科学技術コミュニケーション推進事業の支援を受けて実施され、御坊市教育委員会や印南町教育委員会の方など9名が参加した。
 本講習会では、各自に犬型ロボットの製作キットが配られ、電気情報工学科の山口利幸教授の説明と岡本助教、中嶋技術職員の指導の下、参加者は子供たちに教えることを想定して、製作時の注意点などに留意しながら熱心に取組み、完成した作品を動かしてその動作を確認していた。
 講座を受講する前は、多くの参加者が、普段ものづくりを体験する機会が少ないので、子供たちに教えることができるほど上手く製作できるか心配だと話していたが、受講後は担当の教員や技術職員の分かりやすい説明を受け、楽しく製作することができたと話していた。 終了後に取ったアンケートでは、今後同じような企画があれば参加したいと全員が回答し、講習会の経験を地元小中学校等での理科教室や工作教室に役立てたいと感想を述べるなど講座への満足度の高さがうかがえた。
  


名犬ロボットの製作
講師の説明を聞きながら作成する参加者
熱心に作成に取り組む参加者 完成間近で最後の微調整を行う参加者と
技術職員